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生物部 ヨウシュヤマゴボウ出現!

 第二高校の新管理棟と新図書館の完成が間近となっています。教室の窓からは真新しい校舎と渡り廊下が見えます。2016年の熊本地震以来、管理棟付近に行く機会はなかったのですが、正門付近を久しぶりに見たら、ショウシュヤマゴボウが濃紫色の実をたくさん付けていました。
 ヨウシュヤマゴボウ(学名:Phytolacca americana)は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、別名アメリカヤマゴボウといいます。この植物の特徴と言えば、何といっても濃紫色の果実でしょう。真夏に白色または薄紅色の花を咲かせ、この時期果実は黒く熟します。潰すと赤紫色の果汁が出てきて、染料として用いられることもあるようです。皮膚や服に付くと色が落ちないので、アメリカではインクベリー(inkberry)とも呼ばれているようです。
 このヨウシュヤマゴボウは見た目は濃紫色の果実が美しいのですが、果実や葉、そして根には毒性があります。毒成分としては、フィトラッカトキシンやフィトラッカサポニンがあるようです。サポニンはチョウセンニンジン(オタネニンジン)の薬用成分でもあり、薬と毒は紙一重のようです。

▲ヨウシュヤマゴボウの小群落

▲黒く熟した果実

▲潰すと鮮やかな赤紫色の果汁が出ます!

 ところでヨウシュヤマゴボウはどこからやってきたのでしょう。地震前の校内にはその姿を見たことはありませんでした。他にも校庭にはクズも見られるようになりました。

生物部 グリーンカーテン

 熊本地方は梅雨明けして、連日35℃の猛暑日が続いています。教室の冷房がフル回転です。生物部では季節ごとに植物を栽培しています。今年は環境のために生物室南側にゴーヤを植栽して、グリーンカーテンを作成中です。この暑さの中でもゴーヤは元気に生育しています。夏の日差しを浴びてグングン成長し、そのうち生物教室への
紫外線をカットしてくれることでしょう。

 一般的に「ゴーヤ」と言われるのは、ツルレイシ(学名:Momordica Charantia ver.pavel)の未成熟な果実のことです。ツルレイシ(ゴーヤ)はウリ科の植物で、ゴツゴツした果実の外観と完熟すると仮種皮が甘くなるという形質がレイシ(ライチ)に類似している点が、ツルレイシの名前の由来となっています。熊本では、果肉が苦いため「ニガウリ」とよばれることが多いようです。

 ゴーヤは夏の野菜として食されるようになりました。独特な苦みがあるので、好き嫌いが分かれますが、栄養価は豊富です。食用としない種子にはリノレン酸が多く含まれていますが、何といっても果肉に含まれるビタミンCなどの水溶性ビタミンが多いことや、胃の働きに効果的なモモルディシンやチャランチンなどが苦味成分として多量に含まれていることは、夏バテ防止にも最適です。
 ゴーヤ1本あたりのビタミンC量はトマト5個分に相当し、レモン1個分以上です。また、ビタミンCは熱に弱いのですが、ゴーヤのビタミンCは熱に強いので、沖縄料理の定番であるゴーヤゴーヤチャンプルなどの炒めものは、夏の料理としてはとてもバランスがとれたものです。
 ちなみに5月8日は「ゴーヤの日」です。

▲ツルレイシ(ゴーヤ)の花

▲ゴーヤのグリーンカーテン

生物部 Touch me not(鳳仙花)

 先日紹介した生物室前のアジサイは色が移って褪せてきました。代わりにホウセンカ(学名:Impatiens balsamina、鳳仙花)の花が咲き始めました。夏の日差しを受けて鮮やかな葉の緑の中に、ホウセンカの赤い花が一際映えています。

 ホウセンカは、東南アジア原産のツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年生草本です。繁殖力が強く、また日当たりや水はけなどの環境条件が多少悪くても丈夫に生育するので、日本では主に観賞用として栽培されています。

 ホウセンカの特徴は何といっても果実です。ホウセンカの果実は、成熟すると果皮の内外の細胞の膨圧の差による弾力が生じ、その結果、果皮が弾けて種子を遠くに飛ばします。成熟した果実は、指で触れるなどの些細な刺激でも簡単に弾けます。属名の Inpatiens はラテン語で「我慢できない」という意味があり、ホウセンカの花言葉である「短気」はここから由来していると言われています。
 ホウセンカの英語名は、Balsam や Rose balsam ですが、果実が弾ける様子から Touch me not という英語名もあります。この英語名に由来してか、「短気」の他にもう一つは「触れないで」という花言葉もあります。

 植物の起源や名前の由来など、調べてみると面白いものです。

生物部 初夏の花ラベンダー

 この時期、北海道は梅雨がないと言われ、初夏の花ラベンダーの季節を迎えます。といっても温暖化の影響なのか、近年北海道でも梅雨らしい天候が窺えます。

 ラベンダーと言えば北海道の美瑛・富良野地方が有名です。この地域のラベンダーの品種は4種で、濃紫色の花弁が映える「濃紫早咲」が6月下旬から7月にかけて見ごろを迎えます。花色は白やピンクなど様々ですが、やはりラベンダーと言えば第二高校のスクールカラーと同じ紫です。花言葉も第二高校と関連があるようで「沈黙」です。在校生や卒業生は気付いたと思いますが、早朝学習の「沈黙と集中」が思い浮かんだことでしょう。他にも「期待」や「疑惑」といった花言葉もあるようです。

 ラベンダーはシソ科ラヴァンドラ属の植物で、原産は地中海沿岸だと言われています。表面を細い毛で覆われており、芳香性の精油を分泌します。そのため草食動物に食べられにくいのですが、強い芳香でハチなどの昆虫を誘引するようです。人間生活では古くからハーブとして薬や料理に利用されてきました。北海道の美瑛・富良野地方ではラベンダー畑が観光資源となっておるが、現在でも一部の品種からは精油が採取され、香料やアロマセラピーとして利用されています。

生物部 梅雨の予感

 生物準備室前に濃い青色のアジサイ(Hydrangea macrophylla)が開花しました。第二高校のアジサイはガクアジサイのようです。アジサイと言えば、梅雨の花のイメージがあります。もうすぐ梅雨入りでしょうか。
 アジサイの花色は土壌の性質によって変化することはご存知でしょうか。酸性であれば青色、アルカリ性であれば赤色に変化します。これはアントシアニン系のデルフィニジンという色素によるもので、この色素はスミレの花やブドウの果皮にも含まれています。デルフィニジンはアルミニウムイオンと結合すると青色(補助色素も必要)、結合しなければ赤色を呈します。酸性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けやすく、デルフィニジンと結合して青色となります。一方、アルカリ性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けにくく、デルフィニジンと結合せずに赤色となるわけです。生物準備室前のガクアジサイは、濃い青色を呈しています。土壌は酸性でアルミニウムイオンが比較的多く含まれていると思われます。
 これから梅雨に入り、アジサイの花を多く見ることができると思います。花の色で土壌の性質がわかりますよ。

生物部 クチナシ開花

 生物室前のクチナシ(Gardenia jasminoides)が開花しました。昨日までは蕾でしたが、最近の夏を思わせるような日差しで一気に開花しました。クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑の低木です。第二高校には、森林総合研究所九州支所からいただいたものを含め10株ほどを栽培しています。先日は、オオスカシバの成虫が現れ、クチナシに産卵をしていました。
 クチナシの花は白色で、何といっても強い芳香が特徴です。名前(クチナシ)の由来と言われている果実には、カロテノイド系のクロシンという黄色の色素が含まれてます。黄色植物色素と言えば、料理に出てくるサフランを御存知かと思いますが、クロシンはそのサフランの色素の成分でもあります。クチナシについて少し詳しく紹介しましたが、有用成分の生合成など、生化学的な研究の材料としても面白い植物です。

 御存じの通り第二高校生物部は、クチナシの食害の大きな原因でもあるスズメガ科のオオスカシバの生態について研究しています。今年もオオスカシバの研究に取り組む予定です。

生物部 ウメを狙う昆虫

 2月に花開いた校庭の梅が実をつけました。今年はいつもより多いような気がします。まだまだ小さい実ですが、これから太陽の光を浴びて成長しそうです。

▲成長した梅の実

 良く見ると梅の実を狙って多くの昆虫が寄ってきています。目立つのはウメエダシャクの幼虫です。クサギカメムシも梅の実を狙っています。梅を糧に生き物は生命をつないでいきます。

▲ウメエダシャクの幼虫

▲クサギカメムシ

生物部 クチナシ植え替え

 20日は部集合があり、生物部にも新しい新入部員が入りました。と言っても新入部員は2年生で、1年生の新入部員を募集しています。

 生物部は新年度の活動を開始しました。まずは花壇の手入れです。これまで鉢植えされていたクチナシ2種4株を花壇に地植えしました。残り12株は今年度も研究に使用するため、鉢植えのままです。鉢植えの株は水不足と肥料不足が否めず、成長が少し遅いようです。

▲地植えしたクチナシ

▲日向ぼっこ中のイシガメ

生物部 ミカンの花開く

 今年もミカン(品種不明)の花が開きました。例年数個しか結実せず、実は決して美味しいというものではありません。ところが、2016年は小ぶりでしたが、多くの実を付け、とても甘いミカンが収穫できました。地震の影響だったのでしょうか。
 しかし、昨年はいつもと同じで食用には程遠いものでした。今年はどうでしょうか。秋が楽しみです。

▲ミカンの白い花

▲濃紫のツツジの花

 校庭には、今、ツツジの花が満開です。西門(東町中学校側)から入ると、濃紫のツツジの花が出迎えてくれます。

生物部 花が咲いた 花が咲いた

 春休みに入り、毎日20℃を超す陽気です。春というよりも初夏といった感じです。生物室前の花壇にチューリップの花が咲きました。幼い頃、『咲いた~ 咲いた~ チューリップに花が~』と歌った記憶がありませんか。
 植え付けの時期が遅かったので心配していましたが、真っ赤な花を咲かせました。

生物部 ジュニア農芸化学会

 3月17日、愛知県名古屋市の名城大学で開催されたジュニア農芸化学会2018に第二高校生物部が参加してきました。
 『オオスカシバ(Cephonodes hylas)の生態学的研究』という研究テーマで、熊本市立田山に自生する立田山ヤエクチナシの保全を目的に、立田山ヤエクチナシに食害を与えるオオスカシバの産卵選好性に関する研究です。オオスカシバの生態に関する研究は、第二高校理数科の先輩方が、2015年と2016年に森林学会においても発表しました。
 農芸化学会には全国の高校生を中心に、79校がポスター発表を行います。熊本県からは第二高校と熊本北高校が参加しました。全国の高校生の研究発表はとても刺激になり、研究に対する意欲が高まりました。とてもいい経験になりました。
 また、名古屋港水族館の見学など、学会への参加以外の面でも見聞を広めることができました。みそカツ丼やエビフライサンドなど名古屋名物を食したことも思い出です。

生物部 ムラサキツユクサ

 17日は天候に恵まれ、春の陽気となりました。見上げた空も真っ青です。春の陽気に誘われて校庭を歩いていると、濃紫色の花が目に留まりました。ムラサキツユクサです。
 地震前は生物準備室前に多く見られたのですが、改修工事により生息場所を奪われ、最近は姿が見えなくなっていました。気孔の観察や細胞質流動の観察に最適の材料です。

▲青空が広がっていました。

▲ムラサキツユクサ

 生物部の2年生は、オオスカシバの研究発表のため、現在愛知県名古屋市で開催されていジュニア農芸学会に参加しています。17日が発表本番です。
 昨日は、生物部の研修を兼ねて名古屋港水族館の見学に行ってきました。その様子は後日報告します。

生物部 春が来た!

 先日紹介した校庭のウメが満開になりました。第二高校のウメは白梅ですが、数本の紅梅があり、いいアクセントとなっています。

 教室棟と特別棟の間のサザンカは、少し前まで冬の時期に彩を添えていましたが、現在落花盛んです。
 先日、校内のサザンカの花粉を採取して、花粉管の伸長を観察しました。予想以上に伸長しなかったのですが、1時間もするとちゃんと花粉管が観察できました。今度生物の教材で使用する予定です。その様子は後日報告します。

生物部 春の訪れ

 学年末考査が終わり、3学期もわずかとなりました。先日、体育館の改修工事も終わり、今年は学校で3年生を送り出せます。卒業式もすぐそこです。

 校内を散策すると春の訪れを感じます。これから見頃を迎えるのは、校庭の南側のウメです。三分咲きといったところでしょうか。来週は気温もグッと上がり、春の陽気となるらしいので、一気に満開を迎えることでしょう。

開花を始めた校庭のウメ(奥は管理棟の新築工事中です。)

 第二高校ではこの時期メジロの姿を見かけます。教室棟北側の通路には、サザンカが植えられており、いま見頃を迎えています。そのサザンカに10数羽のメジロが飛び交っています。今年は特にメジロが多いようです。

 

生物部 生徒理科研究発表会前

 生徒理科研究発表会2日前。連日下校時間ギリギリの19:30まで発表用のスライドや原稿の準備に追われています。
 今回の研究テーマは、クチナシ類に食害を及ぼすオオスカシバ(スズメガ科)の選好性についての研究です。相手が生き物なので、調査研究にはかなり苦労しました。また、予想した結果が得られず、研究を進める上で何度も壁にぶつかりました。それでも何とか発表にこぎつけられたのは、指導をしていただいた方や仲間の存在です。本当に感謝しています。

▲19:30下校時間です!

▲オオスカシバの成虫

▲オオスカシバの幼虫

 冬の到来でしょうか、朝晩は冷え込むようになりました。今朝は吐く息も白くなりました。二高生のほとんどが冬服です。

生物部 文化祭大盛況

 9月29,30日の2に間、第二高校では文化祭が開催されました。校内の展示は29日のみでしたが、生物部のコーナーには多くの人で賑わいました。
 今年の生物の展示のテーマは『外来生物』です。外来生物の紹介や展示などを行いました。また、江津湖の生物の紹介では、タカハヤ、ドンコ、ヨシノボリなどの魚類、スジエビやミナミニマエビの節足動物を展示紹介しました。
 特に観客の興味を集めたのは、外来種であるタイワンリス(クリハラリス)の解剖です。タイワンリスは、長崎県五島市で駆除されたものをいただきました。熊本県でも宇城市の三角半島に数多く生息していましたが、駆除が進み、近年はその個体数が減少したようです。

 秋もすっかり深まり、校内でも冬服を見かけるようになりました。気が付けば、校内のヒガンバナも開花し、ピークを過ぎた感があります。第二高校南側(東区役所側)の道路際にはヒガンバナが見事に開花していました。

生物部 秋のお彼岸

 第二高校では地震の復旧工事が進んでいます。第1棟(管理棟)は解体され、第2棟(普通教室棟)と第3棟(特別教室棟)は補修工事のための足場が組まれています。地震の傷跡から一歩ずつ前進している感じです。
 今年も第3棟前にヒガンバナの蕾が現れました。知らない間に大きくなり、やがて赤い花を咲かせそうです。日中はまだまだ暑いのですが、確実に季節は移っています。
 生物部は生徒理科研究発表会に向けて、オオスカシバ(ガの一種)の研究に一生懸命です。

生物部 開放的になりました!

 第3棟の補修工事で南側にあった柵が取り外され、生物室周辺は明るく開放的になりました。生物実験室の工事も進み、授業が実施できるまでもう少しとなりました。
 柵があったため手入れができなかった花壇も、しばらくの間に荒れていました。これから草花を植えたいと思います。
 2学期は生徒理科研究発表会があります。現在オオスカシバの生態に関する研究を行っていますが、思うようには進んでいません。とりあえずコツコツとデータ処理を行うのみです。

▲柵が取り払われた生物室周辺

生物部 台風に備えて

 台風5号が接近しています。
 現在、第二高校生物部は、スズメガ科のオオスカシバの生態について研究しています。この研究は平成26、27年の理数科の先輩方が課題研究で取り組んでおられたもので、今年度は生物部が継続して研究に取り組んでいます。校内にはオオスカシバの産卵の嗜好性を調査するためにクチナシを10株程度置いています。
 しかし、台風で倒れてはいけないと思い、先日風が当たらない安全な場所へ移動しました。

 校内は復旧工事が本格的に始まり、花壇の管理もままならない状態です。しかし、今秋の生徒理科研究発表会に向けて研究を進めています。
 夏休み期間中も休日返上で、データを取っています。

生物部 梅雨入り前

 6月に入り、蒸し暑くなってきました。沖縄は梅雨入りしており、九州の梅雨入りも間近といった感じです。
 第二高校では、今、教育実習が行われており、放課後は生物の教育実習生3人と話す機会も多く、普段より賑やかになっています。
 花壇の夏野菜もずいぶん大きくなりました。ナス、トマト、ピーマン、それぞれ収穫間近です。

 高校総体直前です。運動部の皆さん頑張ってください。応援しています。

生物部 オオスカシバがやってきた!

 平成26年と27年に理数科2年の課題研究で、立田山ヤエクチナシの研究に取り組んでいたこともあり、生物教室前には一重咲きのクチナシと八重咲きのクチナシがそれぞれ5株ずつ鉢植えされています。先日は、一重咲きのクチナシに白い花が咲いているのをみつけました。付近にはクチナシ特有の甘い芳香が漂っています。八重咲きの立田山ヤエクチナシの開花はもっと後で、現在蕾も見当たらない状況です。立田山ヤエクチナシは、環境変化に弱いのか、現在5株中2株は枯れかけています。一重咲きのクチナシ5株は元気です。

 最近は夏を思わせるような気候になり、昆虫の活動も盛んになってきたようです。そんな中、今日正午過ぎにオオスカシバがクチナシ付近をホバーリングしているのを見ました。花を咲かせている一重咲きのクチナシの葉に産卵をしていました。
 今年、生物部は立田山ヤエクチナシ、オオスカシバについての研究を始める予定です。理数科の先輩方がオオスカシバの生態や立田山ヤエクチナシの遺伝解析などの研究をされてきましたが、生物部も引き続き研究を進めていこうと思います。

▲クチナシの花

▲辺りにはクチナシの甘い香りが漂っています

 みなさん、オオスカシバを御存知ですか?スズメガの一種ですが、ガと違ってとてもかわいい感じがします。今日、産卵した卵を大切に見守り、成虫まで育てたいと考えています。

生物部 結実!?

 運動会と中間考査が終わり、落ち着いたかと思えば、来週は高校総体・総文祭があります。生物部は、総文祭での展示・発表はありませんが、県立劇場で他校の展示や発表を見学する予定です。
 5月に入り、第二高校では、本格的な復旧工事が始まっています。今週は、第2棟(普通教室棟)と第3棟(特別教室棟)の間の渡り廊下の工事が始まり、生物室前にも工事のための塀ができました。視界は遮られましたが、復旧に向けて前進していることを実感しています。

▲工事のための塀ができました!

 塀の向こう側では、生物室前の花壇の夏野菜が小さな実をつけました。先週、黄色い花を咲かせていたミニトマトは、現在は青い実をつけています。また、ナスはいつのまにか10cm程度の立派な実をつけていました。夏の日差しにナスの色素のアントシアンが輝いています。本当に濃い紫です。

▲ミニトマト

▲ナス

生物部 オリーブの蕾

 生物室南側にオリーブの幼木が2本ありますが、小さな蕾をつけました。蕾の一部は開花して、小さな白い花が咲いています。熊本市で結実するのはとても難しいのですが、何とかオリーブの実を収穫しようと期待しています。

▲オリーブの蕾です

 生物部前にはたくさんの植物がありますが、梅雨入りを前にアジサイも大きな蕾を付けています。その下にはシイタケの原木がありますが、先日、大きなシイタケを発見しました。食べるには少し大きすぎるシイタケです。

▲手のひら大のシイタケ

 最近は寒暖の差が激しく、体調管理がたいへんです。そんな気候にも負けず、生き物たちは盛んに生命活動を繰り広げています。夏は近いようです。

生物部 久しぶりの雨

 晴天に恵まれた連休も終わり、第二高校は今週末の運動会に向けて練習が本格化しています。久しぶりの雨で、運動会の練習は室内となりましたが、運動場にとってはいい雨だったかもしれません。もちろん植物にとっては恵みの雨でした。

 生物室前の花壇には夏野菜が植えられていますが、ここ最近はグッと成長しました。連休中も部員が水やりを欠かさずやっていたので、元気に成長しています。中でも、トマトとジャガイモの成長が著しく、収穫が楽しみです。

▲トマトが大きく成長しました

▲ジャガイモは白い花を咲かせています

生物部 春が来た!

 今年の冬は長いのか、春休みといっても肌寒い日が続いています。特別教室棟南側の花壇の植物も、春はもう少しといった感じです。
 よく見てみると花壇の脇にツクシを見つけました。ツクシ(土筆)はスギナともいい、学名はEqisetum arvensaといいます。一般に栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシというようです。採集して、胞子の観察に利用したいと思います。

 花壇の隅では、チューリップが蕾をつけていました。もうすぐ開花です。

生物部 寒の戻り

 3月に入り、春らしい暖かさが感じられるようになりましたが、寒の戻りで再び冬に逆戻りです。8日の8時には第二高校正門付近で雪が舞い降りてきました。

 生物室前の花壇は、ヒイラギモクセイが太陽を遮って日当たりがよくありません。そこで、今回ヒイラギモクセイを取り除くことにしました。おかげで日当たりもよくなり、以前植えた春野菜も勢いよく成長するようになりました。現在、アブラムシで頭を悩ませています。

▲日当たりが良くなった花壇

 校庭の片隅にカラスノエンドウが咲いていました。その脇には、スズメノエンドウがやはり咲いていました。

▲カラスノエンドウ

春が近づいて、生物も活動を始めたようです。

生物部 春爛漫

 学年末考査が無事終わり、部活動を再開しました。

 以前、お伝えしたように第3棟の生物室前には生物部の花壇があります。現在、春野菜の苗を植えていますが、南側には教室がある第2棟、そして花壇の前にはヒイラギモクセイの生け垣があります。この生垣も日照条件を悪くしています。ということで、これからの活動はヒイラギモクセイの剪定です。頑張ります。

 ところで、学年末考査に取り組んでいる間にも春はすぐそこまで来ていました。学校の南側の道路沿いのウメは満開を迎え、ここ最近の陽気で散り始めているものもあります。週末は天気も良く、春爛漫といった感じでした。

生物部 冬の寒さを乗り越えて!

 生物室前の花壇にはサヤエンドウやレタスなどの春野菜が春の訪れを心待ちにしています。
 先日、生物部1年生で、低温と乾燥対策のためにビニールシートを張りました。これで冬の寒さにも耐え、元気に育ってくれると思います。

▲キヌサヤエンドウ

▲レタスetc

 校庭のウメはいよいよ見頃を迎えています。白い梅の中に1本だけ赤い梅があり、一際目立っています。春はもうすぐです。

生物部 スイセンの花

 先日、お伝えしたように第二高校の校庭にはたくさんの花を見つけることができます。今日は、校舎の片隅でひっそり咲いたスイセンを見つけました。
 スイセンはこの時期、きれいな花を咲かせ、春の到来を知らせてくれます。この前は、上天草市の菜の花が開花が新聞に掲載され、春はすぐそこまで来ていることを実感しました。
 第二高校生物部は、今後も春の知らせをお伝えします。

 

 週末の雨で校庭のウメの花がずいぶん開きました。満開までもう少しのウメもあります。その様子は、また次回お伝えしたいと思います。

生物部 クリスマス?

 校内を散策して植物を観察していると、クリスマスを思わせるような緑の葉と鮮やかな赤い実をこの時期につける樹木があります。ヒイラギとモチノキです。

 ヒイラギは図書館南側の日当たりの良い場所に生育しています。周りにはウメが開花しており、鮮やかな赤い実が一層映えています。また、モチノキは東棟の南側に生育しており、樹高6m程の大きな木です。特にこの冬は例年になく実をつけているようです。

 冬になり、鳥のさえずりが校庭で聞かれるようになりました。おそらく校内の樹木の実を食べに来ているのでしょう。気を付けて観察すると、第二高校の中にも自然を感じる場所は数多くあります。

▲図書館南のヒイラギ

▲鮮やかな赤と緑のコントラストです

▲東棟南のモチノキ(青い空に赤い実が鮮やかです)

 2月7日からは学年末考査の1週間前となり、生物部の活動もしばらくお休みになります(もちろん、飼育している小動物と栽培中の作物の世話は継続です)。学年末考査に向けてしっかり勉強します。

生物部 春の気配

 2月になり、ここ数日はすっかり暖かく感じるようになりました。校庭の植物を観察すると春の気配を感じます。

 第二高校南側(東区役所側)には梅があります。最近の暖かさで蕾が膨らみ、いつの間にか開花し始めました。やがて見頃を迎えるはずです。是非、ご覧下さい。

 校内にはその他にも多くの植物が活動を始めました。随時、紹介していきたいと思います。

 

生物部 サザンカ

 先週末からの寒波で、今朝も冷え込みました。それでも天気がいいからか日中は暖かい日差しを感じます。生物教室前の花壇の植物も勢いよく成長しています。

 この季節は、温度・光などの条件が思わしくなく、多くの生物が休眠中です。その光景が寒い一日をより冬らしく感じさせます。そんな中、校庭で紅白のサザンカの花を見つけました。サザンカはこの寒い季節に花を咲かせる代表的な植物です。

 第二高校生物部は寒さにも負けず、毎日活動しています。

生物部 初春の御挨拶

 あけましておめでとうございます。2017年も第二高校生物部よろしくお願いします。

 昨年末に播いた野菜の種も発芽し、冬休みの暖かさで地植えができるようになりました。新年の生物部の初活動は、苗の植え替えです。花壇にうねをつくり、保温のためビニールシートを張りました。これで冬の寒さにも耐え、元気に成長することでしょう。

 3年の先輩方は、今週末センターテストです。冬休みも受験に励む姿を見て、私たち後輩も見習いたいと思います。体調に気を付けてベストを尽くしてください。後輩一同応援しています。

生物部 祝発芽!

 花壇に植える植物の種が3連休で発芽しました。クリスマスが暖かったのか、さやえんどうと春菊の芽生えが観察できました。ナデシコはまだ土の中です。
 冬休みは26~28日の3日間に課外があります。午後から部活動です。花壇の手入れもですが、水槽の動物の世話もしなければいけません。

▲さやえんどうの芽生え

▲春菊の芽生え

生物部 冬至

 12月21日、今日は冬至です。12月とは思えないほど日中は温かく、過ごしやすい1日です。冬至と言えば、今日は柚子湯に入って、カボチャを食べるという家庭も多いかと思います。柚子にはクエン酸やビタミンCが、またカボチャにはビタミンAやカロテンが豊富に含まれ、疲労回復や美肌効果など様々な効能があるようです。しかし、この時期はやはり風邪予防の効果が期待されているのでしょうか。

 前回、紹介したように生物室前の花壇を整備して、植物の種を植えました。まだまだ芽生えもしていませんが、これから成長する姿を観察していきたいと思います。

▲きれいに整備された花壇(苦労しました)

▲野菜や花の種を播きました

▲花壇の脇のワタ

 生物室前の花壇の東側には、ワタが2本結実していました。これが繊維となるのです。これから冬本番を迎えるというのに、植物は春の準備をしています。

 

生物部 春の準備

 約3カ月ぶりのブログ更新となります。この間、活動を休止していたわけではありません。2学期は生徒理科研究発表会や科学展などに参加し、忙しい中にも充実した時間を送ることができました。

 地震の影響で第3棟(理科棟)南側の通路は、安全確保のため簡易型の屋根が設置されていました。先日、撤去され、生物室は日当たりが良くなり、生物部の花壇も使えるようになりました。しかし、花壇は雑草が生い茂り、花壇らしさは見る影もありませんでした。最近の生物部の活動は、畑仕事です。荒れた花壇を耕し、雑草を取り除きます。ようやく花壇らしくなり、先日、ナデシコや春菊などの種を植え付けました。

 少し時期が遅くなりましたが、きっと春先には花を咲かせてくれることでしょう。校内に咲き誇る花で、春を迎えたいと思います。

 これからも生物部の活動を紹介していきます。よろしくお願いします。

生物部 ミカンの変化

 以前紹介したように、第二高校生物室前の花壇にミカンが植えられています。品種は不明です。(多分、温州ミカンには間違いないかと思いますが、)
 例年、こぶし大の果実を数個実らせるのですが、今年は直径5cmほどの実を40個ほどつけました。昨年までは、酸っぱいか、またはほとんど味がしないといった決して食用に適するものではありませんでした。ところが、今年は普通に食することができる糖度を含んでいるようです。
 ところで、昨年まで食べられるようなミカンではなかったのに、どうしてここまで味が変化したのか?大きな疑問です。夏の気候の影響か、それとも地震の影響なのか、科学的な根拠がないので原因は不明です。とりあえず生物部では、大切に育てていきます。

 これから生物部の研究発表やコンテストなど続きます。現在の研究テーマのまとめに、放課後は忙しい日々を送っています。

生物部 まだまだ暑い日が続いています!

 秋の彼岸過ぎだというのに、日中はまだまだ汗ばむような夏の暑さが感じられます。朝晩の過ごしやすさが、秋の気配を感じさせてくれます。

 第二高校の正門から東に延びる道路沿い(東区役所前)には、ヒガンバナが見ごろを迎えています。蕾の株もたくさんあるので、しばらくは鮮やかな赤い花を観賞できると思います。

▲もうすぐ開花しそうな蕾です

▲正門が復旧しました!

 先日、地震以来、約5カ月ぶりに正門の門柱が復旧されました。第二高校が地震から一歩ずつ確実に前進していることを実感します。門柱の復旧に合わせたように赤い花が咲き誇っています。みなさん、どうぞ見てください。

 生物部からの案内でした。

生物部 学校説明会

 9月17日の午後から中学生を対象とした学校説明会がありました。例年、理数科希望の中学生は高校の授業で行う実験を体験してもらっています。その実験の指導は生物部を中心に生徒で行います。
 今年度は、カタラーゼを用いた酵素の性質を調べる実験と葉脈標本の作製を行いました。少し時間が足りない感じもしましたが、無事に終わることができました。中学3年の皆さん、ありがとうございました。

 参加した中学生以上に緊張しましたが、実験の手順、そして第二高校理数科の説明ができたと思います。生物部2年生も理数科在籍の者が多く、中学生と実験を行いながら、楽しむことができました。
 私たちにとっても貴重な経験になりました。

 次は、来月開催される生徒理科研究発表会です。しばらく忙しい日々が続きますが、頑張って研究に励みます。

生物部 台風前日

 台風16号の接近に備え、生物室周辺の植物の避難を行いました。最近は、秋雨前線の影響で、太陽が顔を見せてくれないためか、植物も元気がなさそうです。

 校庭には秋の風物詩であるヒガンバナが赤い花を咲かせるようになりました。第二高校では、毎年この時期に校内のあちこちに赤い花を見ることができます。特に東区役所側道路沿いは南向きで日当たりも良く、ヒガンバナの群生が見られます。もうすぐその見ごろを迎えることができるかと思います。その様子は後日お知らせしたいと思います。

 ヒガンバナは学名をLycoris radiataといい、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。有毒な球根性植物で、鱗茎にアルカロイド系の有毒成分を含むことで知られています。また、体細胞の核相が3nなので、種子を形成することができず、栄養生殖で増えていきます。

▲第3棟南側に顔を出したヒガンバナ

▲ヒガンバナの赤い花弁

 健康教育室前の花壇には、季節外れの朝顔が咲いていました。雨の中、薄紫色の花が一際鮮やかに映りました。

▲雨の中鮮やか開花したアサガオ

 

生物部 夏の終わり

 東棟の西側の花壇にヒマワリが咲いていました。人の背丈ほどのヒマワリです。よく見るとミツバチがせっせと蜜を集めていました。冬支度でもしているのでしょうか。

▲大きなヒマワリが咲いていました

▲蜜を集めるミツバチ

 今日は、今春に卒業して大分大学に入学された生物部の先輩が顔を出されました。とても楽しそうに大学生活を語っていただきました。

 

生物部 新しい生物室

 地震以来、生物室が使用できなくなり、私たち生物部の活動や理数科の課題研究の場所に困っていました。8月末に仮設校舎が完成し、2学期早々に生物室も東棟1階に引っ越ししました。まだ環境が十分に整っていないので、研究には少し苦労もありますが、活動場所が確保され、現在生徒理科研究発表会に向けて頑張っています。

 今日は新しい生物室の様子を紹介します。

▲干潟調査で採集したさまざまなカニ

▲水槽のオオカナダモも元気です

▲黒板には活動予定が記入

 生物室で飼育していた生物も新しい生物室に引っ越ししました。教室は狭いものの日当たりも良く、生物も元気です。特に干潟調査で採集したカニたちは元気いっぱいに活動しています。

生物部 秋雨の一日

 昨日からの秋雨で、季節は一気に秋に向かいそうです。ついこの間まで夏だったのに、季節の移ろいは早いものです。

 生物室北側には、昨年度理数科2年の課題研究の材料であったクチナシ10株が静かに生活しています。以前は日当たりの良い生物室南側に置いていたのですが、地震により南側が生徒の通路となり、北側に引っ越しました。生物部で、定期的に水をやったり、管理しています。日照条件は決して良くないものの、元気に葉を茂らせていました。しかし、開花も確認できていません。やはり光が足りないんでしょうね。秋から冬へ季節は移り、これから日照時間が少なくなります。もっといい場所への引っ越しを検討している最中です。
 一方、クチナシの害虫であるオオスカシバは今年1匹も確認していません。クチナシの葉を見た限りでは、オオスカシバの食害もなさそうです。動物は地震などの自然災害を予知することができると言われています。オオスカシバが見られないのは、地震による影響なのでしょうか。

▲元気に育つクチナシ

 校内を散策すると、生物実験室の床下から顔を出したオニヤブソテツを見つけました。どうやら光を求めて成長したようです。自然界の生き物の生命は本当にたくましい限りです。
 また、東棟付近にはヒマワリの蕾がありました。夏はもう終わりですが、あと数日で開花しそうです。

▲顔を出したオニヤブソテツ

▲大きな蕾をつけたヒマワリ

 今週土曜日は、中学生を対象とした学校説明会が開催されます。理数科希望者の体験学習では、酵素の実験と葉脈標本の作製を予定しています。今週は、放課後を利用して模擬実験の準備です。

生物部 学校説明会準備

 9月17日(土)は、第二高校の学校説明会があります。例年、夏休みに実施していましたが、今年度は地震の影響もあり、この時期の実施となりました。

 学校説明会では、理数科希望の中学生を対象に物理、化学、生物の体験学習(実験)を行います。生物分野の体験学習は、高校の教科書に出てくる酵素の実験と葉脈標本のしおり作製を行う予定です。
 この体験学習の指導を理数科2年と生物部で行うので、現在その準備をしています。今週は、生物室前のヒイラギモクセイを使って、葉脈標本をつくっています。水酸化ナトリウム水溶液で処理した後、葉肉を落としていくのですが、この作業が根気が入ります。1年生部員3人で、地道に作成しています。当日は、参加した中学生の皆さんに、漂白した葉脈標本を染色してもらい、最後はしおりをつくってもらいます。例年、好評の体験学習です。

▲只今 漂泊中

▲葉脈標本の出来上がり!!

 中学生の皆さん、17日に第二高校で会いましょう。楽しみに待ってます。                    生物部より....

生物部 生物室前の植物

 地震以来、生物室前の花壇の手入れもできていません。それでも植物はたくましく、いつも通りの姿を見せてくれます。今、生物室前は、サルスベリの白い花が咲き誇り、隣にはミカン(品種不明)が実をつけていました。今年は特にミカンが多くの果実をつけています。驚きです。自然界を生き抜く生命力なのでしょうか。

▲ミカン(品種不明)

▲サルスベリ

 サルスベリの花の向こうには教室の灯りが見えます。熊本地震が発生してやがて5ヶ月になろうとしています。第二高校では、先日仮設校舎も完成し、平常通りの授業が行われています。もちろん、生徒も自然界の生物と同様、たくましく授業や部活動に取り組んでいます。

 生物部は10月の生徒理科研究発表会に向けて、毎日研究に取組んでいます。今日も頑張ります。

生物部 活動再開!

 4月の熊本地震以来、生物部の活動拠点であった生物室が立ち入り禁止となり、活動を縮小せざるをえない状況でしたが、先日仮設校舎の完成とともに東棟に生物室ができました。現在、活動を再開し、放課後も研究に励んでいます。

 昨年度まで坪井川河口付近に生息する外来植物スパルティナ属の駆除方法等についての研究を進めてきましたが、区切りがついたので、今年度は同じ干潟に生息するヨシの生態を中心に調査しています。

 研究の様子や部員の活動の様子は、部活動再開とともにこれから発信していきます。是非、第二高校生物部の活躍をご覧ください。

生物部 元気です!

 熊本地震で生物室も被害を受けました。部活動の場である生物室は片付けもできない状態です。
 地震で生物室の生き物も被害を受けました。水槽は破損し、飼っていた魚にも大きな被害がありました。2匹のカメは地震のショックからか食欲不振でしたが、ようやく餌を食べるようになりました。トビハゼは僅かな水溜りの中で2匹が生き残っていました。
 部員は全員無事で、被害が無かった者は避難場所となっている第二高校でボランティアとして避難者の支援を行っています。
 生物部OBの先輩もボランティアに参加していただいています。無事で何よりです。早く通常の学校生活が送れるように復興に向けて前に進みたいと思います。

生物部 春が来た②

 朝は肌寒いものの、日中はずいぶん暖かくなりました。今日は、汗ばむような気温でした。
 第3棟(理科棟)南側では、ツクシが出ています。やはり春ですね。第二高校では、授業でツクシの胞子を観察することがあります。ツクシ胞子には弾糸があり、湿度の影響を受けて運動します。顕微鏡で観察するとその弾糸が動くのを観察することができます。とっても面白い現象です。皆さんも一度観察してみてください。

生物部 春が来た!!

 3月も下旬となり、春らしい暖かさが感じられるようになりました。美術棟前のサクラの開花宣言を先日しましたが、今日はソメイヨシノの開花を見つけました。

 熊本市東区の県民総合運動公園には多くのサクラが植えられており、一部が開花していました。ほとんどのサクラがまだ蕾でしたが、ソフトボールコート付近では3本だけ満開状態でした。(やはり生物は個体差がありますね。)一足早い春をカメラに収めようと、散歩やジョギング中の人も足を止めてシャッターを押していました。
 これから春を迎えます。第二高校付近にはサクラの木がたくさんあります。春は別れと出会いの季節ですが、サクラの花が新しい門出を祝福してくれます。

生物部 桜の花が咲きました。

▲西門入口付近にある枝垂桜が咲きました。

 

美術棟前にも毎年入試のころに咲く桜の木が一本あり、毎年楽しみしていたのですが、昨年8月の台風で根元から倒れてしまいました。

第二高校で最初に咲く桜で大変残念で寂しく思っていたのですが、なんと、根が生きていて若木が芽生えていました。

きっとまたきれいな花を咲かせてくれることでしょう。

生物部 春の陽気

 3月に入り、ずいぶん春らしくなりました。この陽気で、校庭の梅の花も散っています。
 学校内の花壇には様々な植物が植えられていますが、今パンジーが美しく咲いています。白・紫・黄・青など様々です。

 春とともに生き物たちが元気よく活動を始めました。生物部も活動を開始します。

生物部 ジャガイモ植付け

 先日、ホウレンソウを植えた花壇の横にメークイン(ジャガイモ)を植えつけました。種イモは北海道産ですが、化学の先生からいただきました。部員が前日に鍬で花壇を耕し、昨日放課後を利用して植えました。成長が良くなるように、マルチシートをかぶせ、あとは春の日差しをあびてどんどん成長するだけです。隣のホウレンソウも負けずと光合成しています。

▲物部の花壇

 花壇の横には紫色の小さな花が咲いていました。ホトケノザです。3月1日に卒業式があり、少しずつ春がやってきています。

▲ホトケノザ

生物部 春を探して

 卒業式までわずかです。日中は春らしくなってきました。先日、校内で見つけた「春」を紹介しましたが、今日はその第二弾です。
 南側の道路側に続く梅の花は散り始めといった感じですが、まだまだ見頃です。ほとんどが白梅ですが、1本だけ紅梅があります。白い中にあって一際目立っています。梅が散ったらいよいよ桜の出番です。校内にはたくさんの桜の木があり、開花したら紹介します。

▲白梅

▲紅梅

▲梅の花の向こうに見える図書館

 3月1日は卒業式です。先輩方が卒業されるのは、とても寂しいのですが、笑顔で送り出したいと思います。校庭の梅も紅白で卒業式をお祝いしてます。

生物部 春の訪れ

 先日は雪のちらつく日もありましたが、季節は確実に春を迎えています。学年末考査のためにしばらく活動を中止していた生物部でしたが、気が付けば学校内の敷地に梅の花が咲いていました。
 本校南側の道路(東区役所側)からは、咲き誇った白い梅の花が見えます。先日は、熊本城マラソンに参加する市民ランナーの方が走りを止めて見入っておられました。
 生物は春に向けて着々と準備をしています。これからの季節は、生命の息吹を感じさせる光景をたくさん見ることができます。生物部ではそんな季節の移ろいを観察していきたいと思っています。

▲第二高校南側の通り

▲咲き誇る梅の花

 生物部は、現在2月26日のSSH成果報告会(県立劇場)で、外来植物スパルティナ属の効果的駆除方法に関する研究発表の準備で大忙しです。部員一同元気に頑張っています。

生物部 寒さに耐えて

 24日からの大雪で、今朝の校庭は真っ白でした。やはり南国熊本では積雪が珍しいのか、雪合戦や雪だるまをつくる姿が見られました。ワクワクする気持ちはわかります。

▲グランドも真っ白!

 生物室前の雪は、昼過ぎにはほとんど姿を消しました。そんな中、雪の中で寒さに耐えながら力強く息づいている植物を見つけました。スイセンとツバキです。
 スイセンは暖冬からか、昨年末に咲き始めましたが、この雪の中でも美しい姿を見せていました。また、開花間近のツバキは、濃い赤色の花びらを今にも広げようとしていました。寒い冬にも植物は力強く生きています。

 今週末に理数科2年の課題研究発表会があるので、部活動の研究は進んでいません。生物部には理数科の部員が多いからです。来週から本格的な活動を始めます。

生物部 応援メッセージ⑤

こんにちは。今年の3月に第二高校を卒業しました石原と申します。
以下、偉そうなこと言いますがお許し下さい。
生物部のブログいつも見てます!皆さん頑張っていてすごいなーと思っています。
生徒理研の結果は残念でしたね、とても落ち込んだことだろうと思います。頑張ったのに結果が伴わなければ誰でも落ち込むと思います。でもその経験を意味あるものにできるかは反省にかかっていると思います。何が足りなかったのか。また結果を出したとこは何が良かったのか、考察がしっかりしていたのか、発表スライドがわかりやすかったのか、質疑に対する応答がよかったのか。学べることを吸収して次に活かせればいいのかなと思います。
頑張ってください!応援しています!
ついでになりますが近況報告します。
今、北海道に住んでいるのですが、やはり九州育ちには寒さがつらくて凍えております。昨日あたりからのどが痛くてつらいです。インフルエンザの予防接種しようか迷っています。
皆さんも体に気を付けて勉強に部活に頑張ってください!

(帯広畜産大学 獣医学科  2015年3月卒業)

石原先輩へ

九州の熊本にいる私たちからは、北海道の寒さは想像がつきません。どうか体調に気をつけられて1年目の北海道の冬を乗り切ってください。

先輩方へ

今回、たくさんの先輩に応援メッセージを送ってい頂き本当にありがとうございました。貴重なアドバイスや先輩の暖かい思いがいっぱい溢れていてとても嬉しかったです。そして先輩方が、それぞれの場所でそれぞれの夢に向かって頑張っている様子がわかり、たくさん元気をもらいました。落ち込んでいる時間はありません。
第二高校生物部のモットーは、「まず楽しく、そしてやるときはやる!!」でした。先輩方に負けないように、私たちも目標に向かって頑張ろうと思います。
もしよろしければ、またメッセージ送っていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。

第二高校 生物部一同

生物部 第75回科学展表彰式

第75回科学展の表彰式が熊本市子ども文化会館で行われました。

生物部20名で取り組んだ内容ですが、1年生3名が代表で賞状を頂いてきました。

表彰式後、審査委員長の熊本大学教育学部の渡邉重義教授が講評され、研究のポイントなどを詳しく解説されました。
また、来年度に向けスタートが切られました。

生物部 科学展 熊本県教育委員会受賞!!

 熊本県科学研究物展示会(第75回科学展)において2位の熊本県教育委員会賞を受賞することができました!!
4月から月1回のペースで熊本市坪井川まで自転車で通い、泥んこになって干潟調査をしました。坪井川河口までは学校から1時間半ほどかかります。さらに調査時間が最大干潮時間の前後2時間と限られていることから早朝6時集合の時もありました。

同定作業も大変苦労しましたが、多くの方にアドバイスをいただきながらやっとまとめることができました。

先輩から、結果が出せないこともあるけどその過程が大事だし、一生懸命に取り組むことは必ずこれから役に立つと応援メッセージをたくさん送っていただきました。本当にありがとうございます。生徒理研では結果を出せませんでしたが、科学展で入賞することができて、部員全員とても喜んでいます。

応援してくださっている先輩に少しだけど恩返しができたかなあ思います。

どうぞ、これからも大学での様子など教えていただけると嬉しいです。

科学展の展示は17日(火)19:00まで崇城大学ギャラリーにおいて一般公開されています。もし、お時間がありましたら見ていただけると嬉しいです。 (生物部員一同)

生物部 応援メッセージ④

がんばれ生物部!!

応援メッセージ④

生物部へのエール

 熊本県立大学の1年生としての日々が半年ほど過ぎました. 今のところは, どちらかといえば楽しいのかな?という感じです. 大学生になると, 高校のとき以上に人付き合いが難しいように感じます. ですが, 今のうちに, 多くの出会いや経験をしていき, これからに活かしていきたいと考えています. 正直なところ, これからどのようになるのかは, なってみないとわからない, まったく見えないです. 楽しめるところを楽しんでいけたら, いいのかなと思います. これから, 講義内容もどんどん難易度が上がっていきますが, ひとつひとつ乗り越えていきたいです.

生物部へのメッセージです。

 私が, 高校生のときに, 後輩たちに何度も言った言葉があります. (もう, 覚えていないと思いますが. )それは, なんなのか?「アクシデントは風まかせ」という言葉です. 私は, 「アクシデント」(プラスの出来事もマイナスの出来事も含めてみます. )は, 「風」のようなものだと思っています. 「風」というものは, ある程度の予想をつけることができます. そのため, あたりたくなければ, 避ければいいし, あたりたければ, その方向へ向かえばいい. それは, おそらくは容易なことでしょう. しかし, 突拍子もなくいきなり吹いてくる場合もあります. 突風や竜巻みたいなものです. このような, いきなりの竜巻のようなアクシデントはけっこうあると思います. また, 先ほどの普通の「風」でも, 予測が外れることはあるでしょう. こうなると, たいていの人は気持ちが沈んだりするかもしれません. 「こんなはずはなかったのにな」と思うかもしれません. でも, こういうことはどのような場面であっても起こりうることです. 世の中に完璧なんてものはほとんど存在しないからです. だから, もし, 頑張ったのに, 結果がでなかった, ということがあったら, こう考えましょう. 「仕方ないって割り切ろう.」ここでくよくよしても, 仕方ないです. 人間は常に前か上かを向いてないと, やっていけないです. 次の機会に, ちょっとでもよくするにはどうしようかと先を見越して考えていけると, いいのではないかと思います. そのために, 一番重要なことを最後に書いて終わりにします.

「常に目の前のことに全力投球せよ.」

ここまで, 読んでいただきありがとうございました. これからの生物部の頑張りを遠く(?)から応援したいと思います.

熊本県立大学環境共生学部環境資源学科 嶋田(2015年3月卒業)

生物部 応援メッセージ!!②③

お久しぶりです、元部長のTです。
気休め程度にしかならないと思いますが、以下の文章を短いですが生物部のみなさんにお伝えしてくださるとうれしいです。

3年ほど前、当時生物部唯一の普通科文系だったにも関わらず部長を務めさせていただきました。生徒理研、ほんとうにお疲れさまでした。成績としては確かに残念なものだったかもしれません。私のときもそうでしたからお気持ちはよくわかります。しかし、成績が全てというわけではありません。それよりも生徒理研の経験やそれに至るまでの努力や苦労、得た知識のほうがもっと大事です。いつかみなさん自身の役に立つときがきっと来ます。
最後になりますが、これからも日々、研究に励んでください。
君たちにオフシーズンなど存在しない。

以下は私の近況報告です。

夏休みには北海道に行き、十勝岳や旭岳、武佐岳などの山々に登ってきました。今回は縦走ではなく(去年の夏は八ヶ岳縦走でした)日帰り登山を計3日でしたが、とてもいい思い出となりました。あの山々を超える景色にはなかなか出会えないと思います。他には、最近だと由布岳だったり日帰り九重だったり1泊九重だったり自転車で通潤橋に行ったり(坂道きつい)、勉強そっちのけで探検部を楽しんでいます。
最後になりましたが、これからは寒くなりますのでお体にはお気をつけください。

熊本大学 生物部元部長より(2014年3月卒業)

 

応援メッセージ③

夏の暑さが遠のき冬の寒さが身にしみつつあるこの頃、生き物たちは冬に向けて高校生はセンターに向けて私たちは年末に向けてせっせと準備しています。まず初めに、私は転科をします。
生物環境科学科から応用生物科学科に転科します。
最近は自分の夢に向けて勉強しています。
是非、二高生に還元できればなぁと思っています。
冬休み生物部に統計学を教えにお邪魔します!

佐賀大学 農学部 尋木   (2015年3月卒業)

生物部 先輩たちからの応援メッセージ!!

嬉しいことがありました!!

頑張った生徒理研ですが結果を出すことができず、ちょっと元気がなかった部員たちになんと生物部OB・OGの方が応援メッセージを送ってくれました。

先輩たちは、北は北海道から南は鹿児島まで各地の大学で、自分の夢に向かって頑張っています。近況報告も含めての後輩たちへ暖かい言葉を紹介します。


応援メッセージ①


お久しぶりです。

生物部のみなさん、お元気でお過ごしでしょうか?

宮崎大学農学部畜産草地科学科に入学して7ヶ月が過ぎましたが、とても充実した生活を送れています。
期待していた通り実習が多くとても楽しい学科です!今のところ馬、トウモロコシ、牧場見学などの実習がありました。来年は24時間行動観察といって、交代で牛を観察し続ける実習があるのでとても楽しみです(笑)
生徒理研おつかれさまでした。
ブログを見させてもらい、頑張っているのがとても伝わってきました。
私は大学に入って、顔見知りのいないなかグループを作られ一週間でプレゼンをしなければならない講義を取りました。そのグループ活動のなかで中心になって作業できていることに気づきました。テーマを決めて役割分担をし、期日までに何を仕上げて…と自然に段取りをできるようになっているのは第二高校でたくさん研究や発表の場を与えてもらえたおかげかなと感じているところです。

後輩さんたちは、私の高校時代よりもはるかに真面目に頑張っていると思うので、落ち込まずに頑張ってください(^^)
ぜひまた生物部にお邪魔させてください。
受験生の皆さんにもよろしくお伝えください。ファイト

第二高校卒業生生物部OG 緒方穂波(2015年3月卒業)

生物部 生徒理研へ向けて....猛勉強!?

 10月25日の日曜日に、熊本保健科学大学において、熊本県高等学校生徒理科研究発表会が行われます。生物部はもちろん、この「生徒理研」に向けて、今大忙しです。第二高校は、自然科学系の部活動が盛んで、生物部以外にも物理部、地学部が、生徒理研のために毎日遅くまで、実験やまとめを行っています。

 生物部は数年前から「外来生物」を焦点に研究を行っています。現在の研究テーマは、坪井川河口干潟に生育する外来植物「スパルティナ属」の研究です。昨年までは、この「スパルティナ属」の効果的な駆除方法を研究していましたが、今年度は、この外来植物が周囲の生態系に与える影響を科学的に考察しています。

▲坪井川河口干潟で採集した生物の標本(この同定作業は大変でした.....)

 干潮に合わせた干潟での調査は大変です。調査のたびに泥だらけの洗濯物も増え、これもまた大変です。でも干潟での調査はなぜか楽しいです。

 研究発表の準備は大変ですが、部員は仲良く楽しく研究に取り組んでいます。お時間があるようでしたら25日の「生徒理研」に是非足をお運びください。

生物部 中間考査前 活動停止中

 中間考査を前に、生物部の活動はしばらくお休みです。生徒理科研究発表会の準備が少し心配ですが、今は中間考査の勉強に集中します。

 10月3日の午後から放送されたテレビ熊本の「若っ人ランド」をご覧いただいたでしょうか?生物部の活動の一部が放映されましたが、参加した生物部の部員は緊張していたのか表情が硬かったようです。それがまた面白かったような.....

 今日の放課後は活動を停止して、みんな勉強に励んだようです。1年生部員は、生物実験室で試験勉強をしていました。
 とりあえず明日からの中間考査に全力です。

生物部 テレビ出演します!

生物部からのお知らせです。

なんと!なんと!第二高校生物部員がテレビ出演します。

10月3日(土)TKUテレビ熊本15:35~16:30放送

「若っ人ランド番外篇 未来へつなげよう熊本の自然」

熊本の自然を知り、学び、どうすれば守れるのかをテーマに、阿蘇に生息する生物や植物を探し、専門家と一緒に阿蘇の自然について学ぶという内容です。生物部員13人が2班に分かれ、若っ人ランドの出演者とともに20種類の動植物を探しました。

収録は夏休みの8月23日に阿蘇の草原・湿地・里山で行いました。青空の中、阿蘇の草原を吹き渡る風はさわやかで、部員は無心にターゲットを探し、生き生きした表情で走り回っていました。

熊本は自然豊かで、特に阿蘇は貴重な動植物の宝庫です。実際に自然に触れどうすればこの自然を守っていけるのか、部員一人一人が心に何かを感じたのではないかと思います。

どうぞ、観ていただけると嬉しいです。

第二高校 生物部一同

生物部 元部長からの応援

 生徒理科研究発表会に向けて部員総動員で活動中です。週末も調査のため、坪井川河口に出向いて、泥んこになりながら調査を行いました。今日も放課後は部員が集まり、データ整理や実験など精力的にこなしました。

 生徒理研の準備の最中、若杉先輩が生物室に訪れました。若杉先輩は、今春卒業の第二高校51期生で、生物部の元部長です。部員の間に少し緊張感が走りましたが、笑顔で励ましていただきました。多分、不甲斐ない後輩を心配して見にきていただいたのでしょう。
 心配しないでください。生物部は頑張っていますよ。

 明日も生徒理研の準備です。頑張ります。

生物部 季節外れの花

 シルバーウィークの間も生物部は学校で活動しています。現在の活動の中心は、生徒理科研究発表会の準備です。データのまとめや発表要旨、スライドの作成など部員で手分けしながら取り組んでいます。連休返上です。

 生物準備室前には、以前紹介したクチナシ5株とヤエクチナシ5株が生育しています。森林総合研究所九州支所からいただいたときは、葉の色が黄色っぽかったんですが、今では緑色の葉が生き生きとしています。クチナシ類の開花は春から夏なのですが、今日は季節外れの1輪の白い花が咲いていました。
 そういえば、先週金曜は準備室にオオスカシバが飛んできました。クチナシの開花を予測していたのでしょうか。生物に秘められた能力には驚かされるばかりです。

 連休中も生物に向き合う「生き物大好き」生物部です。

生物部 紅白の秋

 生物室前の花壇は、文化祭前の除草作業ですっかりきれいになっています。文化祭の賑やかさを忘れたかのような静けさの中で、日常の授業がスタートしています。生物部は1ヶ月後の生徒理科研究発表会にむけて、これから準備に追われます。まだまだ忙しい日々が続きます。

 生物室前の花壇の脇には、鮮やかなヒガンバナが咲いています。第二高校のあちこちにヒガンバナが咲いており、校地の南側の斜面(東区役所側の歩道脇)には鮮やかな赤色の花を見ることができます。今日は、赤いヒガンバナの脇に白いヒガンバナを発見しました。おめでたい紅白です。
 今、3年生は受験勉強に真剣に取り組んでいる時期です。朝夕に課外に取り組む先輩の姿勢には本当に感心します。これが、第二高校の原動力なんだとつくづく実感します。そんな中に咲いた紅白の花。3年生の先輩方が進路目標を達成してくれることを予感するかのようなおめでたい色彩です。

 明日から理数科1年は、天草巡検に行きます。生物部は理数科の部員が多く、明日からの活動は数人の部員と顧問の先生が不在となります。生徒理科研究発表会が近づいているので、自分たちでデータのまとめを行います。

 最後に、文化祭での生物部の展示発表は大盛況でした。多くの方に生物部の活動の様子を知っていただけたかと思います。御来場いただいた方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

生物部 文化祭大盛況!

 昨日は、天気の心配をしていましたが、絶好の秋晴れとなりました。体育館の工事のため、例年より人手が少ないのでは?と思っていましたが、大盛況の文化祭です。すでに、カレーやオムライスなどの食物バザーは完売です。

 生物部の展示も大盛況で、ニワトリの解剖には多くの人が詰めかけました。葉脈標本のしおり作製やウミホタルの発光実験などの体験コーナーも好評でした。小学生や中学生もたくさん訪れ、楽しんでいました。

 生物B教室の昼の様子です。

▲大好評のニワトリの解剖

▲二高生もたくさん見に来ています

▲しおり作製に小学生も大喜び

 一般公開はあとわずかですが、最後までお楽しみ下さい。
 生物部の展示会場からでした。

生物部 文化祭の朝

 文化祭当日、生物部は朝早くから登校し、文化祭の最終準備を行いました。楽しい学校行事のため、みんな朝早く目が覚めたようです。

 準備で忙しかったのか、生物室前のヒガンバナが咲いていることに気付きませんでした。今朝は鮮やかな赤色の花弁を見ることができました。

 ヒガンバナは異名が多く、死人花、地獄花、幽霊花とも呼ばれているそうです。御存知の通り、毒性の植物で、特に鱗茎にアルカロイド系の有毒成分を多く含んでいます。夏から秋にかけてのこの時期、道ばたや水田の周囲でよく見かけます。第二高校でもこの時期校内のあちこちでヒガンバナの鮮やかな花を見ることができます。

 今日は、文化部の活動の発表の機会です。思い切り楽しみながら、皆様に生物部の魅力を発信したいと思います。

 元気一杯の生物部です。

生物部 文化祭直前

 文化祭前日、準備に大忙しです。今日は午前中授業で、午後からは準備でした。受験勉強で忙しい3年生も、私たちが心配だったのか、午後は手伝っていただきました。心強い生物部の先輩たちです。

 会場の生物B教室は、すっかり文化祭モードで皆様をお待ちしています。素敵な空間ができました。是非、御来場ください。

▲これまでの研究成果発表の展示

▲準備に忙しい生物部員

▲準備も大詰め

 明日は少し天候が心配ですが、雨が降らないことを祈っています。生物部の展示以外にも、美味しい食物バザーや迷路、お化け屋敷など楽しい催しが盛りだくさんです。皆様の御来場を心からお待ちしております。

 明日は張り切って文化祭を楽しみます。生物部でした。

生物部 文化祭準備

 9月9日は文化祭の代休でしたが、生物部は休日返上で文化祭の準備に追われました。

 クラスの準備より生物部の準備が楽しいのか?!、ほとんど全員が集まって楽しく準備を行いました。(みんな生物部が好きなんですねぇ)

 準備といっても、メインは生物部の活動を紹介する展示物の確認と、ニワトリの解剖実験の練習です。朝早くから顧問の先生にニワトリを準備していただき、文化祭当日に解剖を担当する部員が予行練習をしました。1年生は初めて見る光景に、すっかり見入っていました。

 今年の文化祭の一般公開は9月13日の日曜です。生物部の展示発表は、第3棟1階の生物B教室で行います。是非ご覧下さい。

 WELCOME to DAINI Biology Club

生物部 文化祭に来てね!

 9月13日(日)は文化祭です。夏休み後半から生物部は文化祭の準備に大忙しです。
 例年、生物部の展示発表は好評で、多くの方に見ていただいています。昨年は、海の生物を展示したタッチプールやニワトリの解剖が大人気でした。今年も次のような展示発表を計画しています。是非、ご覧下さい。

  • 葉脈標本のしおり作製
  • ニワトリの解剖
  • ウミホタルの発光実験
  • 坪井川河口干潟の生物標本展示
  • 光学顕微鏡を使った観察

 昨年の文化祭の賑わいの様子を紹介します。

▲天草の生き物が一杯(タッチプール)

▲葉脈標本のしおり作製

▲黒山の集り(ニワトリの解剖実験)

 文化祭で私たち生物部の日頃の活動内容を知っていただければ幸いです。楽しい面白い部員が御案内します。

 御来場、お持ちしています。第二生物部でした。

生物部 河の子塾に参加

 久しぶりにブログを更新します。夏休み期間中、生物部は様々な活動に参加し、ブログ更新をサボっていました。今日は久しぶりの活動報告です。8月18日(火)の「河の子塾」の様子をお知らせします。

 「河の子塾」は西原村教育委員会主催の活動で、西原村の山西小学校と河原小学校の4年生が参加して、地域の清流に生息する水生生物の採集を通して、故郷の自然を学ぶ学習活動です。
 第二高校の生物部は、この活動のサポート役として7年前から参加しています。

▲夏でも水は冷たい!! 自然の恵みに感謝です

▲みんなで水生生物の分類をします

 小学生対象の体験学習ですが、高校生の生物部員も楽しみながら自然について学ぶいい機会となっています。小学生の無邪気さに負けないくらい生物部員も元気に勉強しました。

 西原村の教育委員会の方には、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 また、山西小学校と河原小学校の子ども達からは、たくさんの元気をもらいました。ありがとうございました。

 只今、文化祭に向けて、準備に忙しい生物部でした。

生物部 3年生の受験を応援する会

 1学期の最終日の午後に、生物部では「3年生の受験を応援する会」を行いました。部活動を引退して、受験に向かう3年生8人を激励する会です。昼食は1,2年生が準備したそうめんを食べ、受験勉強のストレスを忘れる一時を過ごすことができました。

 夏休みに入っても生物部は毎日活動です。3年生も受験勉強頑張ってください。生物部後輩一同応援しています。

生物部 梅雨の晴れ間の花々

 今年の梅雨は日照時間が短く、農作物にも被害が出ているようです。生物室前の花壇の植物も例外ではなく、最近まで立派な実を付けていたキュウリも萎れ、ジャガイモも元気なく倒れています。地球上の生命の源はやはり太陽なんだと実感します。
 梅雨に映えるアジサイも旬を過ぎたのか、すっかり色も移りあせてしまいました。元気がいいのは濃紫色のムラサキツユクサだけです。梅雨の晴れ間に鮮やかな濃紫が映えます。

▲色あせたアジサイ

▲色鮮やかなムラサキツユクサ

 あいにくの天候で屋外での活動ができないので、昨日は生物実験室の掃除を行いました。少しきれいになったようです。
 また、放課後は理数科3年生が毎日課題研究のまとめで、生物実験室を訪れています。受験勉強の合間に短時間で集中して取り組む姿は感心します。

 梅雨明けを願う生物部でした。

生物部 新聞掲載:外来植物スパルティナ属

 生物部は、6月27日に熊本市西区小島の坪井川河口干潟で、イネ科の外来植物スパルティナ属の調査研究を行いました。この調査の様子が、29日の毎日新聞に掲載されました。
 生物部は、6年前から外来植物の調査研究を行っています。ナガミヒナゲシに始まり、3年前からはイネ科のスパルティナ属の研究に取り組んでいます。このような研究を通して、最近のキーワードでもある「生物多様性」に関心を持つようになりました。私たちの研究を発信することで、環境への意識が高まり、生物多様性の保全につながればと思っています。

 梅雨の大雨と日照不足で生物室前の植物も元気がないようです。しかし、ヒラサヤインゲンが元気に実をつけました。環境のストレスにも負けず、適応しながら成長する花壇の植物に生命の力強さを感じます。
 生物部も負けずに頑張ります。

生物部 第3回スパルティナ属調査

 第二高校生物部は、3年前から外来植物であるスパルティナ属の調査研究を行っています。熊本県のスパルティナ属は、坪井川や白川(熊本市)、大野川、砂川(宇城市)に見られ、本校生物部は坪井川河口の干潟を調査対象として、駆除方法や環境への影響を研究しています。

 今回は、今年度第3回の調査として、6月27日早朝から坪井川河口に向かいました。梅雨の雨を心配しましたが、調査中は曇で暑くもなく作業ができました。毎回のことですが、このスパルティナ属の生息域は泥干潟で、調査後は全員どろんこです。

▲作業中の生物部員です

▲スパルティナ属の群落

▲群落の中で作業中

 これから調査結果をまとめていきますが、様々な場所で外来生物の情報を発信し、生物多様性の保全に貢献していきたいと思います。

 自然が大好き、第二高校生物部でした。

生物部 生物室前の季節

 期末考査のため、放課後の部活動は現在お休み中です。でも、部員の一部は放課後生物実験室でテスト勉強に取り組んでいます。期末考査は今週金曜までで、その後は生物部の再始動です。

 今日は、朝から生物室前の花壇で落花生の黄色い花が開花していました。初めて栽培するのですが、種子が地中に形成される珍しい植物です。収穫が楽しみです。

 オオスカシバの幼虫の食害を受けたクチナシは、数少ない葉で元気に光合成しながら生きています。これから新しい葉がどんどん出てくるはずです。ちなみに、オオスカシバの幼虫は採集して、実験室内で飼育しています。ガの一種ねのですが、成虫は意外と綺麗なんです。

 期末考査後の27日は、熊本市の坪井川河口付近で外来植物スパルティナ属の調査予定です。次回は、調査の様子を発信したいと思います。二高生物でした。

生物部 オオスカシバ幼虫現る!

 生物室前には、クチナシ類12株が植えられています。これは、理数科2年の課題研究の材料で、昨年度から栽培しています。クチナシは芳香で観賞用にも適していますが、スズメガ科のオオスカシバの幼虫の餌となり、これからの時期クチナシの葉にはオオスカシバの幼虫が目立ってきます。生物室前のクチナシも気がつけばオオスカシバの食害を受けていました。

 ところで皆さん御存知ですか?クチナシには、花弁が八重咲きと一重咲きがあり、八重咲きのクチナシがオオスカシバの食害を受けやすいんです。この謎を解明するために、昨年度は課題研究でオオスカシバの生態を調査してきました。確かにオオスカシバは八重咲きのクチナシを好みます。課題研究でわかったんですが、これはオオスカシバの成虫が八重咲きのクチナシを好んで産卵しているからです。その原因はまだ調査中です。

▲八重咲きのクチナシ(熊本市の総合運動公園)

▲一重咲きのクチナシ(熊本市の立田山自然公園)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

 梅雨の晴れ間で気温も上昇。生き物も活発に動き出しました。
梅雨を吹き飛ばす元気一杯の生物部です。

生物部 研究発表:生物多様性

 生物部は、外来種の研究をはじめ、生物多様性の保全などを目標として、調査研究を行っています。また、その研究内容を地域へ発信することも目標の一つです。これまで、多くの機会をいただいて研究内容の発表することができました。部員にとっても貴重な経験となっています。

 今回、「国際生物多様性の日記念シンポジウム」が熊本市で開催され、その場で第二高校生物部がポスター発表(2点)をします。是非、ご覧ください。詳細は以下の通りです。

 日時:6月14日(日)12:30~13:00
 会場:くまもと県民交流感パレア10階 パレアホール

 入場は無料です。またポスター発表後は、大学の先生等による九州・沖縄の生物多様性に関する講演もあります。第二高校生物部は、『外来種スパルティナ属の効果的駆除方法』と『天然記念物立田山ヤエクチナシを守る!』の2テーマで発表します。

 昨日は熊本地方全体が大雨に見舞われました。第二高校のグランドも田植え前の水田の様相でした。そんな中、生物室前の花壇ではムラサキツユクサが青紫の咲かせています。

 ムラサキツユクサは、葉の表皮細胞の観察やおしべの毛の細胞質流動の観察など、授業にも利用しています。

 14日のポスター発表、是非ご覧ください。部員一同お待ちしています。

生物部 雨のキュウリ

 梅雨らしい天気が続いています。生物室前のアジサイは、雨に濡れて一段と色鮮やかさを増しています。隣のキュウリもアジサイに負けじと、黄色い花を鮮やかに咲かせています。
 今年は、生物室前の花壇にキュウリを2本植えました。先週末に初収穫を行い、次から次へと成長しています。今年は豊作の予感がします。
 キュウリは水分も多く、ミネラルも抱負で夏の健康維持にはもってこいです。生物部員はキュウリを食べて夏バテ防止です。

 梅雨の季節ですが、第二高校生物部は毎日活動しています。

生物部 生物室前の花壇も梅雨入り

 熊本地方も梅雨入りしたようです。今日は朝から湿度が90%を超え、蒸し暑さが梅雨を思わせます。生物室前の花壇のジャガイモも昨夜の風雨で茎が倒れてしまいました。そんな中に元気に花を咲かせているのがアジサイです。生物室前には青紫のガクアジサイと赤紫のアジザイ2株が雨に打たれながら綺麗に花を咲かせています。曇天の中に鮮やかな色合いが映えます。
 5月末の高校総合文化祭が終わり、生物部も世代交代をしました。3年生が引退し、これから1,2年生が部活動を牽引していきます。新部長は安樂さん(2年)です。生物部は、課題研究の他、たくさんのイベントにも参加しています。これから新しい部長を中心に活動をしていきます。

 アジザイの鮮やかな写真を見て、梅雨の不快指数を少しでも解消できればと思います。

 元気を出して梅雨を乗り切りましょう。・・・・・・daini 生物部でした。

生物部 生物室前の花壇の様子です。

生物室前の花壇の様子です。生物部の生徒が毎日、世話をしています。
ジャガイモの花が咲きました。 収穫が楽しみです。

6年前に課題研究で取り組んだハナショウブの写真です。
今年も綺麗な花を咲かせてくれました。▼

▲江戸系 春の海

▲肥後系 児化粧

生物部 第1回スパルティナ調査

 4月26日(日)坪井川河口にてスパルティナ群落の生息動物の第1回調査を行いました。
 暑い中、大変重労働でしたが、みんな楽しく調査を行いました。干潟の泥にまみれながらの作業ですが、干潟の生物に触れることは勉強になります。

生物部 ブログ始めます。

 第二高校生物部です。生物部単独のブログをつくりました。これから活動の様子や研究成果、および校内の動植物などの映像を発信していきます。
 楽しみにしてください。