生物部 秋雨の一日

 昨日からの秋雨で、季節は一気に秋に向かいそうです。ついこの間まで夏だったのに、季節の移ろいは早いものです。

 生物室北側には、昨年度理数科2年の課題研究の材料であったクチナシ10株が静かに生活しています。以前は日当たりの良い生物室南側に置いていたのですが、地震により南側が生徒の通路となり、北側に引っ越しました。生物部で、定期的に水をやったり、管理しています。日照条件は決して良くないものの、元気に葉を茂らせていました。しかし、開花も確認できていません。やはり光が足りないんでしょうね。秋から冬へ季節は移り、これから日照時間が少なくなります。もっといい場所への引っ越しを検討している最中です。
 一方、クチナシの害虫であるオオスカシバは今年1匹も確認していません。クチナシの葉を見た限りでは、オオスカシバの食害もなさそうです。動物は地震などの自然災害を予知することができると言われています。オオスカシバが見られないのは、地震による影響なのでしょうか。

▲元気に育つクチナシ

 校内を散策すると、生物実験室の床下から顔を出したオニヤブソテツを見つけました。どうやら光を求めて成長したようです。自然界の生き物の生命は本当にたくましい限りです。
 また、東棟付近にはヒマワリの蕾がありました。夏はもう終わりですが、あと数日で開花しそうです。

▲顔を出したオニヤブソテツ

▲大きな蕾をつけたヒマワリ

 今週土曜日は、中学生を対象とした学校説明会が開催されます。理数科希望者の体験学習では、酵素の実験と葉脈標本の作製を予定しています。今週は、放課後を利用して模擬実験の準備です。