カテゴリ:生物

生物部 梅雨の晴れ間の花々

 今年の梅雨は日照時間が短く、農作物にも被害が出ているようです。生物室前の花壇の植物も例外ではなく、最近まで立派な実を付けていたキュウリも萎れ、ジャガイモも元気なく倒れています。地球上の生命の源はやはり太陽なんだと実感します。
 梅雨に映えるアジサイも旬を過ぎたのか、すっかり色も移りあせてしまいました。元気がいいのは濃紫色のムラサキツユクサだけです。梅雨の晴れ間に鮮やかな濃紫が映えます。

▲色あせたアジサイ

▲色鮮やかなムラサキツユクサ

 あいにくの天候で屋外での活動ができないので、昨日は生物実験室の掃除を行いました。少しきれいになったようです。
 また、放課後は理数科3年生が毎日課題研究のまとめで、生物実験室を訪れています。受験勉強の合間に短時間で集中して取り組む姿は感心します。

 梅雨明けを願う生物部でした。

生物部 新聞掲載:外来植物スパルティナ属

 生物部は、6月27日に熊本市西区小島の坪井川河口干潟で、イネ科の外来植物スパルティナ属の調査研究を行いました。この調査の様子が、29日の毎日新聞に掲載されました。
 生物部は、6年前から外来植物の調査研究を行っています。ナガミヒナゲシに始まり、3年前からはイネ科のスパルティナ属の研究に取り組んでいます。このような研究を通して、最近のキーワードでもある「生物多様性」に関心を持つようになりました。私たちの研究を発信することで、環境への意識が高まり、生物多様性の保全につながればと思っています。

 梅雨の大雨と日照不足で生物室前の植物も元気がないようです。しかし、ヒラサヤインゲンが元気に実をつけました。環境のストレスにも負けず、適応しながら成長する花壇の植物に生命の力強さを感じます。
 生物部も負けずに頑張ります。

生物部 第3回スパルティナ属調査

 第二高校生物部は、3年前から外来植物であるスパルティナ属の調査研究を行っています。熊本県のスパルティナ属は、坪井川や白川(熊本市)、大野川、砂川(宇城市)に見られ、本校生物部は坪井川河口の干潟を調査対象として、駆除方法や環境への影響を研究しています。

 今回は、今年度第3回の調査として、6月27日早朝から坪井川河口に向かいました。梅雨の雨を心配しましたが、調査中は曇で暑くもなく作業ができました。毎回のことですが、このスパルティナ属の生息域は泥干潟で、調査後は全員どろんこです。

▲作業中の生物部員です

▲スパルティナ属の群落

▲群落の中で作業中

 これから調査結果をまとめていきますが、様々な場所で外来生物の情報を発信し、生物多様性の保全に貢献していきたいと思います。

 自然が大好き、第二高校生物部でした。

生物部 生物室前の季節

 期末考査のため、放課後の部活動は現在お休み中です。でも、部員の一部は放課後生物実験室でテスト勉強に取り組んでいます。期末考査は今週金曜までで、その後は生物部の再始動です。

 今日は、朝から生物室前の花壇で落花生の黄色い花が開花していました。初めて栽培するのですが、種子が地中に形成される珍しい植物です。収穫が楽しみです。

 オオスカシバの幼虫の食害を受けたクチナシは、数少ない葉で元気に光合成しながら生きています。これから新しい葉がどんどん出てくるはずです。ちなみに、オオスカシバの幼虫は採集して、実験室内で飼育しています。ガの一種ねのですが、成虫は意外と綺麗なんです。

 期末考査後の27日は、熊本市の坪井川河口付近で外来植物スパルティナ属の調査予定です。次回は、調査の様子を発信したいと思います。二高生物でした。

生物部 オオスカシバ幼虫現る!

 生物室前には、クチナシ類12株が植えられています。これは、理数科2年の課題研究の材料で、昨年度から栽培しています。クチナシは芳香で観賞用にも適していますが、スズメガ科のオオスカシバの幼虫の餌となり、これからの時期クチナシの葉にはオオスカシバの幼虫が目立ってきます。生物室前のクチナシも気がつけばオオスカシバの食害を受けていました。

 ところで皆さん御存知ですか?クチナシには、花弁が八重咲きと一重咲きがあり、八重咲きのクチナシがオオスカシバの食害を受けやすいんです。この謎を解明するために、昨年度は課題研究でオオスカシバの生態を調査してきました。確かにオオスカシバは八重咲きのクチナシを好みます。課題研究でわかったんですが、これはオオスカシバの成虫が八重咲きのクチナシを好んで産卵しているからです。その原因はまだ調査中です。

▲八重咲きのクチナシ(熊本市の総合運動公園)

▲一重咲きのクチナシ(熊本市の立田山自然公園)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

 梅雨の晴れ間で気温も上昇。生き物も活発に動き出しました。
梅雨を吹き飛ばす元気一杯の生物部です。