第8走者?の瀬上です。

物理部今村先生からバトンを頂きました生物部顧問の瀬上です。

まずは生物部のブログの紹介です。

http://sh.higo.ed.jp/daini/club/culture/biology/


やっと梅雨が明け、これからさらに暑くなりそうです。

蝉の鳴き声も一段と大きくなったように感じます。

夏休みが始まって約2週間、生物実験室は、連日大賑わいです。

3年生でSSHの全国大会に出場するクチナシ班(立田山ヤエクチナシとオオスカシバ成虫の産卵選好性および幼虫の摂食選好性の研究)の4人と理数科中国四国九州大会出場の甘酒班(高機能性甘酒に関する研究、美肌に良いとされるα-EG生成の研究)の5人は、課外や受験勉強の合間をぬって最後の準備に取り組んでいます。

また、2年生の課題研究班は先輩の研究を引き継ぎ、次の目標に向かい実験を重ねています。甘酒班は、抗酸化能が高く健康と美容にも良くさらにスポーツ後の体力回復に効果があるクエン酸を多く含んだ甘酒の開発、クチナシ班は、立田山ヤエクチナシ自生地の毎木・分布調査のデータ処理や九工大で行われるサマーサイエンスフェスタのポスター発表の練習をしています。

そして生物部は、これまで坪井川の干潟調査を4回行いましたが、そこで採集したスパルティナ内と干潟の生息動物の同定作業を根気強く頑張っています。また、2日に行われる九工大の発表会で1年生が初めてポスター発表に挑戦します。

生物実験室は、うだるような暑さの中ですが、生徒たちは汗をかきながら毎日頑張っています。生徒の研究に取り組むひたむきな姿勢と頑張りには頭が下がります。また、先輩が後輩へ実験方法のアドバイスをしている様子や、測定を手伝っている微笑ましい様子を何度もみかけました。

課題研究もスムーズに進むわけではなく、特に甘酒の研究など麹作りに3日、糖化に1日そして様々な測定に2時間以上かかります。失敗することも多く、データも思い通りにいかず、班内のチームワークがうまくとれなかったり、部活動の両立に悩んだり、最後の発表までにはいろんなことがあります。まとめた結果について評価が高ければ嬉しいことですが、私はその過程が一番大事だと思います。その中で得られたことや経験が、生徒にとっての成長の糧、進路決定のきっかけになるよう願っています。

生物教室の様子です。甘酒班の3年生が2年生の測定を手伝っています。

 

私事ですが、ある大学の先生から「火山学者はカルデラの中には、家は建てません」いわれたことがありますが、その阿蘇のカルデラの中に住んでいます。確かに最近全国的に火山活動が活発になって、阿蘇も例外ではなく、降灰の被害もありますが、阿蘇はいいところですよ。どうぞみなさんご家族で阿蘇までドライブは如何ですか?

阿蘇の雄大な自然と生徒たちの頑張りに癒される毎日です。


とりとめのない文章で失礼致しました。

生物部顧問の瀬上からいつも生物部のブログ作りを助けてくれるテニス部の田嶋先生にバトンタッチです。

阿蘇の雲海です。二重の峠より